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王国のコラム

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こだわり人[2014.05.08]

空間にフレッシュイン、作るこだわりと使うこだわり。

 長引く景気の停滞に光か。ようやく終止符を打ったかデフレスパイラル。景気の先行きを見るには"東京ビッグサイトに行け!"と教えられてきた。ここで毎日のようにおこなわれているさまざまな業種の展示・イベントを見ろ、そこで紹介される商品や技術へのこだわりを見れば、その行く手に肯首。次代への心ときめきとあいなるのだろう。先頃もその年の経済の先行きを察知させる年初めの老舗の展示会<2月ホテルレストランショー・3月建築・建材展>を拝見したが、両展示会で見たスガツネ工業の満を持して登場したこだわりの「スイッチ・コンセントプレート」を通じて景気の新しい蠢きを垣間見た。
ということで今回のこだわりはちょっと手前味噌で恐縮だが、そのフレッシュな存在感を紹介させてください。

 

こだわり人 ファイル027

空間にフレッシュイン、作るこだわりと使うこだわり。
スガツネ工業のスイッチ・コンセントプレート PXP型

●スイッチとコンセントに囲まれた毎日に着目!

 スイッチ・コンセントプレート。そう、私たちが水道の蛇口と並んで毎日、あたりまえのように使っている照明のON/OFFスイッチとか、家電製品のコードの先のコンセントに欠かせないプレートである。ちょっと身のまわりを見ても、朝起きてから夜寝るまでまさにスイッチとコンセントに囲まれた日常ではないか。また一歩外に出てもオフィスに、店舗に、レストラン・ホテルに、公共施設にと、スイッチ・コンセントプレートを目にすること枚挙にいとまなし。
人の一日はスイッチオンで始まりスイッチオフで閉じるのが、毎日ではないか。

 ところが、この大切なスイッチやコンセントのプレートに対する無頓着さ、あまりにもあたりまえのように使っているではないか。ここはその役割にいま一度着目し、空間の美意識という観点から、その存在にこだわったのがスガツネ工業のスイッチ・コンセントプレートPXP型である。聞けば、PXPはPremium(プレミアム) × Pleasure(プレジャー)と言うから、この商品にかけた熱い思いが伝わってくる。それを裏づけるように来場者の関心も高く、"どうしてこの大切なものに淡白だったか"の表情が随所に見てとれたではないか。私自身も手に取らせていただいたが、改めてスガツネ工業の商品のこだわりに魅せられたものだ。


●一つの美意識が彩のある空間を演出!

 そこで、スガツネ工業のスイッチ・コンセントプレートのこだわり人、生産企画部の奥山氏に伺ってみた。
「ご存知のようにスガツネ工業の心は、毎日の暮らしの空間への想いです。家具金物、建築金物、産業機器部品、スペースアクセサリーなどなど私たちが提供する製品は表立って目に飛び込んでくると言うことは少ないですが、世に言う"縁の下の力持ちだ"と思っています。快適、便利、豊かさ、なにかそんな一言で語っていますが、スイッチ・コンセントプレートもまさにそれを裏づけるコンセントならぬコンセプト商品です。」
なるほど、気合が入った商品なのだ。
「居住空間や商空間をより心の通った空間にするため、スイッチやコンセントのプレートにもこだわりたいというお客様が多いんですよ。ところが。これまではそんなこだわりニーズに対応した商品がなかったのですが、私どもは違います。こだわり人にこだわり商品で応えようということですよ。家具やカーテンや壁紙を選ぶように空間に合わせてプレートを選んでいただきたい。そんな美意識が一つの空間に彩を与え、皮膚感のある時間が演出されていくということです」

 案の定だ。洋服だって本当のオシャレは裏地にあるという。ともすれば見過ごされがちだが、プレート一枚一枚にも魂があるということなのだろう。人の心にフィットした空間を構成する一つのパーツとして、その存在に熱いメッセージが込められているのだ。ご覧ください、その製品への思いは多彩な製品群に現われているではないか。多様なお客様のご要望に応えられるように現在、100種類以上を越える製品をラインアップされている。
「そうなんです。どんなスタイルのお部屋にもフイットすると言う思いです。素材は最上級の天然木や真鍮で。デザインは伝統的な文様からフェミニンなパターンまで多彩です。それぞれのお部屋に即したアクセントを、また、ハーモニーを演出してますよ」


●多様なニーズに応えるこだわりのラインアップ!

 そこで、お願いした。現在の製品ラインアップを紙上展示会ならぬWEB展示会という観点から紹介してくださいと。すると奥山氏は"6スタイル、20シリーズ以上あります"と言われ、その一覧を示されたので、その内容をそのまま掲載させていただこう。

[スタイル一覧]

 

[ワンポイント] ~こだわりのラインアップに隠されたこだわりのつくりこみ~

*熟練した職人のこだわり技術を結集したサンセバスチャンシリーズ。ずっしりとした重量感、塗装やめっきの鍛錬な仕上げ。手にした瞬間からその深い味わいが広がっていきます。

*選び抜かれた木材を、ひとつずつ手仕事で仕上げたナチュラルスタイルのプレミアムウッドRDとSQシリーズ。ぬくもりのあるムクの木の手触りは、人にやさしく、心地よく、日本のお部屋にホットに溶けこんでいきます。

*400年の歴史を持つ「会津塗り」のしっとり感と現代技術のモダンな風格をミックスした魅せるUV塗シリーズです。優美な蒔絵を思わせる風格のある芸術品としての、和洋どちらの空間にも似合います。


●今日から明日へ!ものづくりへのこだわりは終わらない!

 いささか手前味噌のPR色が強くなったが、ご容赦願いたい。私自身も紹介す ることにこだわってみたかったのである。なんだろう、このホッとな気分は、こうして多彩なラインアップを見ていると、ここかしこにブランドも踊り、それぞれの部屋に納まった雰囲気が思い浮んでくる。次から次へと立寄られる来場者もまた同じ で、スイッチ・コンセントプレートに対するスガツネ工業のこだわりをしかと受け止めておられるようだ。
 精緻な職人技の作り込み、そして仕上り。ともすれば野暮な取付金具なども完全になくしてすっきりお洒落。まさにスガツネ工業のこだわり、ここにありだ。

 そばにおられたベテランと若い建築家と思える方の"たかがプレートではない、されどプレートだ"なんて言葉を耳にすると、我がごとのように嬉しくなってくる。そして、"なるほどここまでやられると、空間に物語が描けるぞ"なんて言われると、もういけない。スガツネ工業のこだわりが、使う人のこだわりになろうとしているではないか。
百花繚乱、多彩な製品が相次いで出てくるいまの世の中だ。"選択上手が、暮らし上手"という言葉が毎日の暮らしのキーワードになっているが、スイッチ・コンセントプレートPXP型はまさにその典型を見る思いである。
奥山氏は言われる。「多様なお客様のことを思えば、この分野の品揃えは不変です。これからも私たちの次代へのスイッチオンは続きます、ご期待ください」


新たな空間演出を実現する準備を進めている、スイッチ・コンセントプレート王国は、WEBサイトも4/30に新機能を加えたばかりである。

※2014年7月から9月にかけて、全国6箇所にて特別展示会を開催することが決定しました!ぜひこの機会にご来場ください。


 テクノロジーは頂点で磨く。本物へのあくなきこだわり。見えないところで汗をかくスガツネ工業の新たなミッションを背負ったスイッチ・コンセントプレート。ここから、毎日の暮らしに新しいリズムが生まれ、幸福気分なんていいではないか。
繰り返すが、"選択上手が、暮らし上手"になって、スガツネ工業のこだわり魂にスイッチオンといきましょう。



文 : 坂口 利彦 氏