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王国のコラム

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こだわり人NEW[2018.07.04]

それぞれの製品に、それぞれのドラマあり / スイッチ・コンセントプレートPXP型

5月病といういやな言葉がある。僕自身、どうもなじめない言葉だが、今年もまた、若い新入社員や学生たちが明るく元気に街を飛び回っている。この国のこれから先は彼らの手にゆだねられているのだと思うと“たくましく育ってよ”と声をかけたくなる。

先頃も、わがショールームで目にしたのだが、若い男女のグループが「勉強のために企業のショールームやPR施設を見学しています。それぞれの企業の技術には改めて教えられることばかりです。日常的な身近な製品もあれば,陰に隠れてなかなか目に触れない製品もあります。だが、どちらの製品もその製品が生まれた舞台裏や技術者の思い入れを目にすると、感激することばかりです。ぼくたちもその流れに乗って、しっかりやろうと思いますよ」なんて言うものだから、こちらもその言葉に感激だ。そして、スマホで写真に収めたり、カタログをカバンに入れたり。「こんな製品を見るのは初めてだ。住宅や店舗などのこだわり製品として“いいね!”ですね。個性的でスタリッシュで確かな仕上がりに惚れ惚れしますよ」だ。

嬉しいね。若い人たちのこんな声に大感激だ。思わず聞いたね。「君たちは建築系?インテリア系?」なんてね。次代を背負った若い人たちが、先輩たちが作った製品に目を光らせてくれるのは本当に頼もしいことではないか。

ということで、今回は2020年のオリンピックなどを間近に控え、街の公共施設や商業施設、さらには住宅の新設、改装が進む中、私たちスガツネ工業のこだわりのブランド品『スイッチ・コンセントプレート、照明プレート』にスポットライトを当てさせていただいた。すでにWEBサイトでも『スイッチ・コンセントプレート王国』として紹介させていただいているが、その多様なラインアップの中のスタイリッシュな存在感に注目が集まっている。

こだわり人 ファイル071

それぞれの製品に、それぞれのドラマあり

スイッチ・コンセントプレートPXP型

●製品一点一点に込めた存在感

建築金物、家具金物でおなじみのスガツネ工業がスイッチ・コンセントプレートといった世界に着目。すでに、その独創的なこだわり品が毎日の生活を豊かに、華やかにしていることをご存知だろうか。製品デザイン、素材、機能、加工、品揃え...すべてにこだわった本物の持ち味が多様な住環境、商環境にフレッシュな風を吹き込んでいる。その存在感は、とにもかくにも全国にあるスガツネ工業のショールームや各地で行われる展示会、さらには販売店や工事会社などで現物をご覧いただくのが早いのだが、ここではこれらの製品に対するスガツネ工業のこだわりを紹介させていただこう。

現在、これらの製品に対するブランド名を『スイッチ・コンセントプレートPXP型』と名付けている。最初のPは高品質を意味するPremium(プレミアム)であり、後のPは満足感を表すPleasure(プレジャー)。そして二つを掛け合わせてPXPとしたのである。そこにあるのは、ともすれば淡白で何気なく選んでいるスイッチやコンセントプレートを室内におけるカーテンや壁紙などのデザインを選ぶように空間に合わせて選んでほしい、またそのような細やかな美意識を持って毎日の生活をエンジョイしてほしいという想いである。例えば、ホテルに宿泊する人は日常生活や仕事の疲れを癒して身も心もリフレッシュしたいということがあるだろう。その時、手にしたスイッチや目に入ったコンセントプレートにこれまでにない手触り感や空気感を感じてほしい。スガツネ工業流にいえば、そこに日常の中の非日常という付加価値を感受してほしいということである。

付加価値の感受。そのための徹底したこだわりが、スガツネ工業のスイッチやコンセントプレートの大きな特徴である。先の若い人たちもその多彩な特徴に魅せられたことを口々にしていたが、私どもの想いもそこに出発点を置いている。

  1. どんなスタイルの空間にもマッチできる豊富な品揃え。
  2. 伝統的な文様から現代的な絵柄まで魅せる製品デザイン。
  3. 選び抜かれた高品質の素材の選択と活用。
  4. 見て、触れて。納得のできる本物の仕上げ。
  5. 取り付け容易で、安心・安全利用。

まさに至れり尽くせりの製品へのこだわりだ。いや愛情だ。おそらくあの若い人たちは私どもの熱い想いを身近に受け止めてくれたのだと思うと嬉しくなるではないか。この種の製品に対するお客様のこだわりを思うと、私どももまたこだわりのある逸品を提供しなければだ。

●多彩な製品に込められた豊かな香り

では、そのような美意識から生まれた製品にどのようなものがあるのだろうか、現在、『スイッチ・コンセントプレートPXP型』にはスイッチ・コンセントプレートとドグル・パネルスイッチと照明プレートの3つのタイプを取り揃えているが、多様なお客様のニーズに応えるために、この分野の世界的ブランドメーカーであるスペインの『FEDE(フェデ)社』からは日本の仕様に生産委託されたシリーズとスガツネ工業のフラッグシップブランドの『Zwei L(ツヴァイル)シリーズ』、そしてスガツネ工業のメドインジャパンブランド『LAMPシリーズ』といった製品を取り揃えている。

FEDE社製は真鍮鋳物の重厚感にヨーロッパの優美なスタイリッシュなデザインが特徴で、手仕事の丹念な仕上げが好評である。唐草模様のレリーフが人気の『サン セバスチャンシリーズ』や製品の側面にもレリーフを施したきめ細かな仕上がりの『フィレンツェシリーズ』などがある。

Zwei Lシリーズ

2つ目のZwei Lシリーズはステンレス鋼の中でも特に優れた耐久性を誇るSUS316を使用し、澄んだ輝きの鏡面加工とシルクのようなヘアライン仕上げが特徴。ステンレス鋼の美しさを徹底追求している。これには同シリーズのドアハンドルなどと一体化して空間を構成していただきたい。空間全体に統一感のある美と趣が生まれ、豊かな気分に誘われるということだ。

ところで、3つ目のメドインジャパンとして親しまれるハイエンドでバラエテイにとんだスガツネのブランド品「LAMP」印だが、この種の製品に対するお客様のこだわりに私どももまた誠心誠意応えようとするものである。勢い、その品数は他メ-カーに見られないラインアップを誇っているが、それぞれの製品にはスガツネ工業独自のこだわりということで独特の風合いを持っている。その魅力のあれやこれやは展示会やショール―ムなどで見ていただくのが最も近道だが、ここでは特にお客様が興味、関心を示される3つのシリーズについてその大要を紹介させていただこう。

●見て、触れて、納得の製品へのこだわり
セセッションシリーズ

まずはアール・ヌーヴォの世界感をデザインモチーフにした『セセッションシリーズ』である。ご存知のようにアール・ヌーヴォは19世紀末から20世紀の初めに起こった新しい芸術と呼ばれた芸術様式である。花や植物などをモチーフにしたエレガントで装飾的なデザインが特徴で、その影響を受けた芸術家集団、セセッションの代表的な画家のグスタフ・クリムトの世界観をスイッチ・コンセントプレ-トに封じ込めている。その人気の秘密はクリムトの退廃感であり、心に響く独特の時代感がある。スガツネ工業はクリムトの世界観を最大限引き出すために徹底的に下地にもこだわった。金属にペイントを施す際に下地に白色を入れるときれいな発色になるため、通常は必ず白の下塗りを入れる。しかし本製品は、独特の退廃感を演出するために何種類もの白色の下地を用意しそこにペイントを行い、その中で最も世界観を表現できる色合いの白色を選定した。さらに、枠部分の金色は輝きを抑え深みのある金色に仕上げることで、クリムトの退廃感を引き立たせる演出をした。ワイド78㎜、高さ128㎜、手のひらよりも小さなサイズの中にある詩心。私どものこだわりの逸品である。

エイジドキャストシリーズ

2つ目は、『エイジドキャストシリーズ』と名付けた錆肌独特の荒い質感にこだわった製品である。本当に細かいところだが、プレートの表面に見える鋳肌の気泡は、わざと金型に凹凸を持たせ、荒い質感を再現している。また特殊な処理を施すことで、一つとして同じもののない真鍮の結晶を表面に写しだしたものもある。時を重ねた深みのある肌合いを製品コンセプトにして、侘、寂といった日本的な空気感をそのままストレートに伝わる体裁、仕様、機能が大きな特徴になっている。色を抑えた穏やかな風合いも落ち着いていて、まさに風月に耐えてきた重厚感が滲み出ているのだ。

3つ目は一転して、焼物の清潔感を形にした華やかな『ポタリーポーリッシュシリーズ』である。人気のポーランド食器を彩る伝統美、中欧に咲く花々をモチ―フにどこか懐かしいメルヘンチックな世界を美濃焼で再現している。表面的な絵柄はアーティスティックにするだけではなく、焼物の特性を活かすために取り付けの際のネジなどにも工夫を施して微に入り、細に入りこだわっている。焼物の特長である“焼くと縮む”性質は、正確な取付ピッチを求められるスイッチプレートでは再現が難しく、何度も試行錯誤を繰り返し正確なピッチを出すことに成功した。また、デコラティブな模様がネジに邪魔されないよう、ネジを取付ける部分を考慮した柄の配置、ネジの頭を白く塗装するなど、細心の配慮がなされている。

ポタリーポーリッシュシリーズ

「LAMP」印はさらに多彩で、しなやかで美しい光を離す金沢箔の『箔シリーズ』、蒔絵の壮麗な趣を持った『UV漆シリーズ』等がラインアップされているが品数にして250種類以上を取り揃えているから、選ぶ楽しさも満喫できるではないか。もちろん、今後も品数は増えていくが、多様なお客様のニーズに応えたユーザーオリエンテッドなこだわりは尽きない思いである。

●人気の展示会に、WEBサイト『スイッチ・コンセントプレート王国』

それにしても多彩なこだわりが集結されているということである。ショールームなどで、それらを身近に見ると圧巻で納得。取り付けイメージなどがどんどん広がっていくだろう。そこには、あくまでも多様なお客様のニーズにお応えしようという私どもスガツネ工業のお客様第一主義の、繰り返すがPremiumとPleasureがあるのだ。たかがスイッチ・コンセントプレートということなかれ、されどスイッチ・コンセントプレートだ。毎日の生活の中の美意識がこんな身近なところから育っていくというのは現代人にとって、ある意味では痛快ではないか。

繰り返すが、多様なスイッチ・コンセントプレートPXP型の質感、手触り感はやはり現物を目の前にされるのが一番だろう。それには、ショールームや展示会などに今すぐ立ち寄ってみることをお勧めしたい。

ちなみに、この5月末にはスガツネ工業のプライベートショーとして開催した『スガツネ博 2018 in 大阪』で多様なラインアップをご覧いただいたが、来る10月には東京は新宿で、また11月には名古屋で開催するので、是非、足を運んでいただきたいものだ。

スガツネ博 2018 in 東京
会期
2018年10月24日(水)~26日(金) 10:00 ~ 19:00
会場
ベルサール新宿グランド
スガツネ博 2018 in 名古屋
会期
2018年11月8日(木)~10日8(土) 10:00 ~ 19:00
会場
吹上ホール第1ファッション展示会場
スイッチ・コンセントプレート王国 着せ替えシミュレーション

さらに付け加えるなら、WEBサイトで『スイッチ・コンセントプレート王国』もご覧ください。素材や色を選ぶだけで、ご希望の製品を選ぶことができる検索機能が充実しているし、壁紙とプレートなどの着せ替えシミュレーション、さらには提案時の製品の画像のダウンロードなどをも容易だから、即戦略としてご利用できます。


それからあの若い新入社員の後日談だ。彼らは先輩を連れてショールームに再来場だ。そして、先輩にスイッチやコンセントプレートの魅力をひと講釈やっていた。うれしかったね。「今度のショッピングモールは、これらのスイッチで華やかに印象付けましょうよ」なんて。時代はいつも若い人から動いていくのだ。本物だけが持つ価値観を追いかけているのだ。夢が広がっていくばかりだ。

文 : 坂口 利彦 氏